〜すべての世代にやさしいITを〜
人との「出会い」と「出来事」から始まる物語

2014.5〜 子どもたちとの出会い

◆シニアのPC教室から子どもたちの生きる力を育てる共育事業をスタート

シニア向けのパソコン教室で楽しむノウハウを子どもたちに活用したらどうだろうかと思い始めていた頃だった。

あるイベントに招待を受けた。

デジカメとPCでパラパラ動画を作るというものだった、動かないものがIT機器を使えば「動く」。

「PC上で動く」何でも無いことが、子どもたちには想像以上だった。目を真ん丸にして、一生懸命に思い思い制作していくのだった。

約10名の子どもたちの作品上映会を行った。温かい拍手に包まれた。その時に思った「僕でも子どもたちに役に立てる」と。

その後、少しずつ子ども向けのコンテンツを作っている時に出会ったのが、ロボット教室。

コンピューターとロボットは両輪である。

子どもたちはきっと喜んでくれるはずだと思い決めた。

現在、福山、府中、尾道、三原にロボット教室を8校開校、約70名のロボットクリエイターと一緒に学んでいる。
90分という小学校授業の倍の時間を一言もしゃべらず集中して作っている姿には「胸がキュンキュン」するのである。
自分の思いのまま、思う通りに制作し、動く。動かない時もあるが、泣いても笑っても自分でやったこと
なんでだろうという顔をしながら、動いた時の喜びの顔(^^)、彼はきっとこの瞬間に小さな成功をおさめたのだ。
自信を持つ子どもは強い。ロボットを作りながら、一生懸命自己表現をしているんだろう。

私たちが小学生の頃、勉強が出来ない子はスポーツで活躍するか、面白い事をいうぐらいでした目立つことは出来なかったし

女の子にはモテなかった。

今は、モノづくりやITという武器もある。これからの時代、ITリテラシーの教育が未来の地域を支える事になると考える。

難しい事を言っても子どもたちは「つまらん」って顔をする。

私たちは子どもたちと「知恵くらべ」、「面白い事探し」を必死にするのである。

元来、すべての子どもはクリエイターである。私たちが学ばせようと思わなくても勝手に学んでいる。

私たちは全ての子ども達に対し、安全に学べる場を提供しながら、一人ひとりが持つ個性に気づき伸ばしてあげること。

教える事以上に学び多き時間を子どもたちと共有出来ている。こういった仕事が出来ている事は幸せな事。

これからもモノづくりの環境を地域に作り、心温かい「いろんな」クリエイターを地域で育てたいと考えています。

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2015.11〜 起業したい中学生との出会い

『ひとまち超人ロケット号』いろんな大人の夢中な生き方を親子で学ぶ社会教育イベント


㈱トライワープさんを訪問した時に出会ったある中学生の話。

代表の虎岩さん(東京)が中学校(千葉)で講演した後 刺激を受けた中学生(3年生)が東京のトライワープオフィスに・・・ やりとりはこんな感じ

ノートにたくさんの質問事項

中)「中学生でも起業できるんですか?」

中)「どうやったら?心構えは?準備は?資本は?」

虎)で、何をしたいと思ってるの?

中)「特にこれといって今あるわけではないんですが・・・」

中)「僕、世界に広がる仕事をしたいんです」・・・ ・・・す、すごいぞ、キミ。

中)「起業をするには日頃どんな事をすればいいですか?」 ・・・と1~2時間。

中)「これからも、色々と聞かせてください。」と千葉に電車で家に帰った。

という話。

この中学生に出会って、僕がこれからやらないといけないことは「人を創る・遺す」事と思いました。

生意気な言い方だったかもしれませんが、何かのきっかけ作り、場所作りぐらいは出来るかなと、思うわけです。

これから飛び立つ「超人ロケット号」は

社会に出る前に、少し知っておいたら何かの役に立てる事もあるかも。 何かやりたいけど、何をやったらいいか分からない 何かを我が子に伝えたいけど、なかなか難しい。 学生のうちにやっておいたほうがいい事って何だろうと思ってる人 そんな方の為に、役に立てればうれしいです。 毎回登場して頂く超人はそれぞれ「◯◯超人」とちょいとゆるい呼称。 第一号ロケットに一緒に搭乗してくれる超人は、ひとたび出会えば心がビンビン熱くなる現役アスリートさん 中学の時にやんちゃをしていたが今はかっこいい社長さん 学生の時、起業し「まちのこんにちは」を地域と共に作った社長さん 街を愛し地域ブランディングをすすめる社長さん 子供たちに対し、様々な分野で未来を育む活動をしている方 み~んな、何かを伝える事が出来る大人たちです。 いろんな大人のいろんな生き方を発信 お手本にする為の「超人」ではなく 良いも悪いも何かの考えるきっかけになればと思っております。

超人ロケット号のホームページはこちら

2016.7~ 確かな学びの場を地域社会と共に作る

こども未来創造大学 学びが社会と繋がる確かな学び場を目指して〜


ロボット教室や「ひとまち超人ロケット号(2016.2~2016.6)」を終える2016年5月頃、常に学べる環境を作りたいと思い、場所を探していました。高校の先輩の福山電業の島田社長さんを訪ね、こういった学校を作りたいと懇願したところ、快諾を頂き同社3Fを全改装してくださり、念願の民間学校を設立することが出来ました。名前は「こども未来創造大学」。この学校は5歳〜大学生までが通える学校で、年齢、性別、障がいの有無、不登校等に関わりなく学べる教育環境を目標にした。

そして先生は、退職したエンジニアや元学校の先生等、経験豊かなシニア層、学生(高校生〜大学生)、女性(子育てママや主婦)が経験やスキルを活かし、子どもたちとコミュニケーション。ロボットを作ったり、宿題、科学実験、プログラミングをしたりと子どもたちに教えながら自らも学び、スタッフ同士が、子どもたちをきっかけに教え合ったりと世代間のコミュニケーションが進むといった、とても温かい雰囲気に包まれる。

子どもたちは遊びの天才です。ひとつ教えてあげればあとは自分たちでその使い方を磨いていくものです。先生たちが行うことは最初のきっかけ作りとコミュニケーション。世代を超えたコミュニケーションの時間は、やがて知恵やアイデアが蓄積され、備後地域のモノづくり人材や将来の地域活性化を果たす人材を育成できると信じております。
世代を超えた感性の磨き合う場所、それが「こども未来創造大学」のひとつの特徴です。

→こども未来創造大学のホームページはこちら